YAMAHAパシフィカの721JHという今は生産されていないHSH、FRTタイプのトレモロを搭載したモデルです。 年式としては1997〜1998年ごろのもので、重量は3.63kgです。 5年ほど前にで入手して、気に入ってはいるのですが今回断捨離の一環で出品します。 現行のパシフィカはマイク・スターンモデルを除くと600シリーズが最上位ですが、YAMAHAがエレキギターに力を入れていた90年代後半にはさらに高級なモデルがたくさんあり、本機はそういった時期のギターです。 入手後、ボリュームポットをCTSの250kΩに、トーンポットをBournsのプッシュプルタイプに、コンデンサーをオレンジドロップに、アウトプットジャックをスイッチクラフトに交換しています。 これにより余計なギラつきを抑え、太くて抜けのいいサウンドになりました。 とにかく作れる音、使えるジャンルの幅が広く、ハードロック〜メタル〜ポップス〜ジャズとなんでも対応でき、ライブやセッションだけでなくDTMでも1本あると非常に強力な武器になると思います。 ネックの握りはやや薄めながら癖がなくて弾きやすいです。フレットもあまり減っておらず、ネックの状態は非常に良好です。 トップのキルトメイプル模様はフィルムですが安っぽさは全然なく、フィルムの割れや剥がれもありません。ボディ裏面に線キズ、PGのフロントPU付近にヒビが入っていますが使用には問題ありません。 ブリッジはRockin’ Magic Pro3で、弦のボールエンドを切らずにそのまま弦を張ることができます。チューニングも安定しており、いまだに現役で使えます。ただ一部パーツが欠品しているため、アームハウジングとアームをホットボンドで半固定して運用しているのでその点はご了承ください。 なお、トレモロブロックを一部切断することでフロイドローズ純正のアームを使えるようにする改造方法もあるので、興味のある方は調べてみてください。 古いTKLのハードケースに入れて発送します。ケースの状態はあまり良くないので、おまけ程度にお考えください。 人気のパシフィカの今は生産されていない仕様の上位モデル、状態も良好な個体ですので自信を持ってお勧めします。